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電子申請主要キーワードを解説します

PCと男性ビジネスパースン

わかりづらい電子申請用語を解説

札幌の事業者のうち電子申請を行っているのは7割。そして電子申請アドバイザーたる私の任務は、未実施の3割の事業者に対し、電子申請導入のためのサポートを行うことです。そんな電子申請は、PC画面で届出を作成し、電子証明書を添付して送信するだけなので実は簡単です。

ではなぜ残り3割の事業者が電子申請を躊躇するのか?というと、e-GovやG-bizID、電子証明書といった専門用語がイマイチわかりづらく、ゆえになかなか電子申請に踏み切れないというのが実情のようです。そこで本記事では、これら主要なキーワードを簡潔明瞭に解説します。

電子証明書は印鑑証明書の電子版

電子証明書は、電子申請を行う届出人が本人なのか?また電子申請によって届出された内容が改ざんされていないか?といった届出の真正性を、認証局と呼ばれる第三者機関が証明するものです。いわば印鑑証明書の電子版であり、悪用されないよう厳重な管理を要します。

電子証明書は、発行手数料を支払って認証局から交付してもらいます。電子証明書はファイル形式で、当事務所では、セコムトラストシステムズの社労士電子証明書を、専用端末にアップロードしています。なお電子証明書には有効期限があるため、更新忘れに気をつけましょう。

G-bizIDは行政サービスの共通アカウント

e-Govやe-Taxなど、複数の電子申請サービスを利用する際の共通アカウントがG-bizIDです。いったんG-bizIDを作成しておけば、サービスごとにアカウントを開設せずに済むため、大変便利です。G-bizIDの取得方法には、郵送とWebの2通りあり、Webなら即日取得できます。

G-bizIDにはプライム、メンバー、エントリーの3種類がありますが、社会保険や労働保険の電子申請に利用できるのはプライムです。プライムは法人でも個人でも取得でき、プライムの取得者がメンバーアカウントを新設して、部下に付与することで、分業が可能となります。

e-Govは行政サービスのポータルサイト

eーGovは、様々な行政機関の電子申請様式が収載されたポータルサイトです。利用者はe-Govにログインし、必要な手続を検索し、所定のフォーマットに届出事項を入力し、付属資料や電子証明書などのファイルを添付してから、所轄の官公署宛に届出データを送信します。

e-Govを利用するにはアカウントの作成が必要ですが、前述のG-bizIDがあれば、わざわざe-Govのアカウントを作成する必要はありません。さらにG-bizIDプライムなら、電子証明書を省略できる届出も多いです。なおE-GovもG-bizIDも無料でサービスを利用できます。

社会保険届出書作成ソフトの使い方

社会保険届出書作成ソフトは、日本年金機構のホームページからダウンロードできる、連記式の電子申請フォーマットです。e-Govで用意されている届出フォーマットは単記式(個人ごとに届出する様式)ですので、複数人の届出を一括して行う際にとても便利です。

使用方法は、PCにダウンロードした社会保険届出書作成ソフトを起動し、連記式の届出データを作成し、e-Govで電子申請を行う際に、電子証明書と一緒に添付するだけです。社会保険届出書作成ソフトという名称ですが、雇用保険の届出フォーマットも用意されています。

マイナポータルは使えるか?

e-Govを利用せずとも、マイナポータルから電子申請を行うこともできます。しかし利用に先立ちマイナポータルAPIアプリ(有料)が必要であること、電子申請できる届出が限定的であること、組織で運用するには使い勝手が悪いことなどから、私はあまりオススメしません。

ただし従業員がマイナポータルを利用できる場合は、例えば離職票などをマイナポータルから直接ダウンロードすることが可能となります。従来の郵送では、離職票が自宅に届くまで10日間くらい要しましたが、マイナポータルがあれば、すぐにハロワで失業認定を受けられます。

電子申請主要キーワードまとめ

以上、ちょっとわかりづらい電子申請の主要キーワードの解説でしたが、いずれ近い将来、社会保険や労度保険においても、書類による届出は廃止され、電子申請に収斂されてゆくのは間違いありませんので、未実施の事業者の方々は、お早めの対応をお勧めします。

どう対応したらよいかわからないという方は、お気軽に雇用保険電子申請アドバイザーにご相談ください。札幌市ではハロワ札幌(火)、ハロワ札幌北(水)、ハロワ札幌東(木)の輪番で相談コーナーを開設しており、北海道労働局から委嘱された社労士が常駐しております。

ご希望があれば、直接事業所を訪問し、電子申請の導入サポートや事務担当者へのレクチャーも可能です。システム面のご相談についても、北海道電子申請事務センターとしっかり連携してますので、ご安心ください。なおこれらのサービスは全て無料でご利用いただけます。


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