
士業の倒産、2年連続最多
「士業の倒産、2年連続最多」東京商工リサーチ 2026/04/01付ニュース
先日、ちょっとショッキングなニュースを目にしたのでご紹介します。ニュースは2026年4月1日付けでリリースされた東京商工リサーチのTSRデータサイトのものですが、士業においては調査が始まった1990年以来、2024年および2025年の2年連続で過去最高の倒産件数を記録したという厳しい内容でした。
そのニュース記事によると、倒産の主な原因は、個人事務所が中心だった士業において2000年代から法人化・大規模化が進み、大所帯の事務所が増えて競争が激化したこと、また経営者の高齢化による廃業、あるいはコンプライアンス違反による事業廃止なども多かったことなどがあげられるそうです。
開業から1年を経過して思うこと…
そんな当方も社労士として開業して1年経ちましたが、マーケティング視点の欠けた同業者の多さと業界体質の古さに驚いています。時には「ビジネスを舐めているのか?」と不安になるような場面にも出くわしますが、特段の使命感や目的意識もなく、難関資格ありきで開業に踏み切ってしまった方に、こんな傾向が強いかもしれません。
こういう話をすると「開業2年目が何様だ!」と古参の先生達からお叱りを受けそうです。確かに当方は開業社労士としては駆け出しですが、社労士の”ユーザー歴”は20年以上ありますので、お客様が社労士などの士業に何を期待しているのか、またどのような点に不満を抱いているのかについて、多くの同業者より熟知しているつもりです。
誰のための士業ビジネスなのか?
一方で同業者の集まりでは「そもそもユーザー視点が欠けているのでは?」とか「それって昭和の常識では?」などと思わざるを得ないケースも少なくありません。それが原因かどうはよくわかりませんが、昨年から当方のもとに「社労士に依頼したら酷い目に遭った…。」と仰る事業者様から、人事制度のリカバリーに関するご相談が複数寄せられています。
そこで実際にお話を伺ってみると、丸暗記による受験勉強の弊害なのか、法令や制度を正しく理解していないことに由来する誤診や、誤りを素直に認めず、かえって問題をややこしくしてしまった…という二次災害ケースが多いです(先日も市内の同業者が手掛けた危なっかしい就業規則を全面的に手直しさせて頂いたところです)。
お客様が求めているのは最適解
そもそもお客様が求めているのは「大先生」ではありません。お客様を悩ませる「困った!」に対する最適解を迅速に提示し、プロフェッショナルならでは高品質なアウトカムを提供することです。昨今はSaaSの普及により、社労士の専売特許だった書類作成&届出業務を内製化する企業が増えていますが、従来の代書屋的な仕事はいずれ消滅すると予想します。
そこで弊社では、開業2年目を迎えるにあたり、人事コンサルティング会社を主たる事業、社労士事務所を従たる事業として事業ポートフォリオを再定義し、社労士業もカバーできる人事コンサルタントとして、書類作成や届出代行などはプラスアルファ程度のサービスに留め、純粋なコンサルティング&顧問サービス業務に注力しつつあります。
プロこそ学びに対して謙虚であれ
コンサルタントに必要なのは学びに対する謙虚で貪欲な姿勢です。残念ながらこの業界は「業歴こそ正義」、「何を言っているかより、誰が言っているかが大事」といった古い価値観が根強いようですが、権威主義的で硬直的な態度は、自ら学びの機会を放棄することになり、日進月歩の人事マネジメントのセオリーやトレンドから置き去りにされるリスクを孕んでいます。
大先生よりもコンサルタントを志向する当方は、同業者の間では浮いた存在かもしれません。しかしリスクを背負ってまで独立開業したのは、プロフェッショナルの道を極めるためです。年齢的に旬の時期を過ぎてしまう前に、寝食を惜しんで貪欲に学び、学びを良質なコンサルティングサービスに昇華させ、少しでも多くのお客様のお役に立ちたいと考えています。
…とまぁ散々偉そうなことを申し上げて参りましたが、当方も今年が正念場です。スタッフ一同、人事コンサルティング・サービスの研鑽に全力で邁進して参りますので、引き続きご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。

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